落語の世界、想像する世界

先日、人生で初めて落語をきいてきた。

 

 

いつも素敵な言葉をくれる先輩が、ワインを飲みながら落語を聴くことが毎晩のルーティーンだと言っていたから

落語に興味をもったのがきっかけ。影響されやすい

 

 

新宿の廣末亭へ。

西新宿で働いていた時代によく飲んでいた通りを抜けたところにあった

絶対にとおっていたはずだけど、気にも留めたことなかったなぁ

狭い箱の中に入る。なんだか違和感ある空間で

天井も低く、おもちゃ箱みたいに見えた。

 

 

噺家さんの粋な言葉遣いが心に染みる。

脳みその、いつも使わない部分を駆使してじわじわ笑う感じが新鮮でいい

想像して笑う感覚がラジオに近いと感じる

疲れるけど、頭をつかって笑うのは好きだから、楽しい時間であった

 

 

「タイパ」という言葉が蔓延るいま、じっくり想像する時間が減っている。

想像が持つ力は無限なのに

想像力が乏しいから相手への共感性は低くなって、

相手の気持ちを推し量ることが難しい。これは自分に対して言っている

 

 

 

共感性の低さといえば

先日の勉強会で過去の法改正について話題になった。

少年法の年齢が改正されたきっかけである、シリアルキラーのある事件の話。

その事件すら知らなかった自分には衝撃的な内容で、少し調べてみたが…気が狂いそうになった。

理屈ではない、理解できない人種が存在することだけでも知っておくべきだと胸に刻む。

 

なにが言いたいって、シリアルキラーの大きな特性として「共感性の低さ」があるそうだ。

相手への共感性心理が大幅に欠如していることは、シリアルキラーの共通項らしい。

 

殺人は過度な事例だけど、想像力と共感性の低下の一因はタイパ文化にあり

心が乏しくなっているのではないか?と思う。

それゆえに起きている社会問題も絶対にあるし、個人の問題でもそう。

 

本当の豊かさと、美しさが、見失われているのではないかなぁ。

(ふんぞり返って言っているのと違う、自分にも強く言っている)

 

音だけを聴いて、それぞれが想像して笑ったり

音楽のイントロ部分でその余韻を感じたり

想像して豊かになる世界があることを忘れないように

見やすいものだけに心を置かずに、心と頭の筋トレを強化していきたい

 

心も頭も筋肉ムキムキな女性になりたいから、色々なことに挑戦しよう2023年